リンゲルマン効果って何?!

別名社会的手抜き

で学んで心理学的
対策方法を知ろう!

集団になるほど抜く
という話を聞いたことが
ありますか?

「他の人がなんとかしてくれるだろう」
という心理が働くと
いわれています。

今回は
社会の中で誰しもが
経験するであろう
「リンゲルマン効果」について
ご紹介したいと思います。

sponsored link

リンゲルマン効果とは?

綱引き

リンゲルマン効果の
名前の由来は
20世紀初頭の
フランスの農学者
「マクシミリアン・リンゲルマン」
の名前からつけられています。

リンゲルマンさんは
綱引き荷車を引く
石臼(いしうす)を
回すなどの
集団作業時についての実験を行い
一人あたりのパフォーマンスを
数値化しています。

実験の結果
【1人の時の力の量を100%とした場合】
2人⇒93%
3人⇒85%
4人⇒77%
5人⇒70%
6人⇒63%
7人⇒56%
8人⇒49%

実験結果は
集団で作業する場合
1人あたりの力の量は
人数が増えるほど
低下しています。

この実験により
リンゲルマンさんは
集団で作業を行なう場合の人数が
増えれば増えるほど
1人当たりの
作業に対する貢献度
低下することを
実験結果により
立証しました。

この現象を
「リンゲルマン効果」と
名づけたのです。

リンゲルマン効果は
人数が多ければ多いほど
責任感が
一人一人に拡散するため
一人で作業を行っている時のような
責任感が
保てなくなるということです。

また補足として
心理学者の
ラタネハーディの実験では
目隠しとヘッドホンを着けた
2人1組のチアリーダーに
単独ペアパターン
大声を出してもらった結果
騒音計での音量計測では
ペア条件での音量は
単独条件の94%の音量にしか
達しなかったそうです。

しかし
実験後の二人は
どちらの条件でも
全力で大声を出したと
話したそうです。

このように
リンゲルマンさん以外の
実験でも
一人よリも複数の場合に
手を抜いてしまう心理が
わかっています。

別名社会的手抜きとは?

sponsored link
リンゲルマン効果は
現代社会の中にも
当てはまります。

一人の時
自分が頑張るしかありません。

誰も手伝ってくれませんので
当然といえば当然ですが
一生懸命がんばって
全力を出そうとします。

しかし
社会生活でも
グループの人数が増えるにつれて
「他の人が何とかしてくれるだろう。」
という安心感や
甘えが出てきますよね。

これを
「社会的怠惰」や
「社会的手抜き」
といいます。

これは
大企業であっても
同じといわれていて
社員全体として見ると
とても大きな仕事量ですが
一人一人で考えた場合
手を抜いて仕事していると
いわれています。

もちろん
すべての人 に
当てはまるということではなく
社会の全体の傾向として
「他人任せ」
という感じがあります。

大企業であれば
社員の人数も多くなる傾向があるので
体調不良や
何か都合があったりすると
代わりは他にもいるので
仕事を休むことも
多くなりがちです。

その逆に
経営者個人事業主の方は
100%の力で
仕事をこなしている方も
多いです。

これは
一人で先頭に立って
仕事をしなければならないという
責任感の部分が
強いのかもしれませんね。

「社会的手抜き」は
世界中のどこでも
同じ心理効果がはたらいると
いわれています。

世界中で
老若男女を問わずです。

しかし
どちらかと 言うと
男性よりも女性に
その傾向が現れやすいという
実験結果もあります。

男性に頼ってしまうなどの
心理でしょうか。

例や心理学的な対策方法はある?

チーム

このような
リンゲルマン効果を
仕事に応用する為の
心理学的な
対策方法
あるのでしょうか?

まずは
リンゲルマン効果の
をあげてみましょう。

例えば
会社でグループを組み
一つのプレゼンに向かって
みんなで頑張ろうとしたときに
グループの中で
自分だけが
評価される可能性が
低い環境の場合は
やる気が低下しますよね。

こんな状況であれば
「別に自分だけが頑張らなくても…」
なんて気持ちになりますよね。

さら に
上司不真面目
最初から頑張る気がなく
努力しない大勢の集団が
出来上がってしまっている
場合もですね。

心理学的な
対策方法としては
リンゲルマン効果は
集団の人数が
多くなればなるほど、
自然とサボってしまう
という研究結果から
集団の人数を
多くしなければ良いと
言われています。

ですので
会社で仕事を進める場合は
できるだけ少人数で
グループを作って
仕事をすることが
おすすめとなります。

少数精鋭の
考え方です。

グループを作る際には
たくさんの
メンバーを入れてしまうと
他人任せになってしまう
危険があるので
あなたの上司が
やる気のない集団を
作ってしまっているのならば
グループを作って一つの作業を
行う場合は
少人数制を提案してみると
良いでしょう。

最後に

リンゲルマン効果について
ご紹介させていただきました。

20世紀初頭に
リンゲルマンさんにより
実験結果として発表されてから
現代でも
「社会的手抜き」として
世界中で心理効果が
働いています。

「人は集団になるほど力を抜く」
ということを学びました。

リンゲルマン効果の心理を理解して
少人数制のグループで作業をすると
あなたの能力や力が
発揮されるのかもしれません。