愉快犯の心理とは!?
事件の特徴に秘密が!?
ネットイナゴの対策はある?
ニュースや
テレビで耳にする
〝愉快犯〟
という言葉ですが
その心理は
どんな秘密が
隠されているのでしょうか?
事件の特徴や
現代の
愉快犯といえる
〝ネットイナゴ〟
にも迫ります。
愉快犯の心理とは?
個人や社会集団を
混乱やパニックに
陥れるようなことをして
その反応や様子を
陰から観察したり
想像して喜ぶことを
目的とした犯罪行動
もしくは
それを実行する
犯人のことをいいます。
愉快犯の心理は
自分の行為で
社会や世間の人々が
慌てふためいたり
嫌がったりし
大きく騒がれることに
喜びを感じます。
自分の未熟さや
劣等感の裏返しとして
手段を選ばずに
他人を操作して
自分の存在を
主張する快楽を得ようとするのが
愉快犯の心理です。
事件の特徴で心理がわかる?
認知されるようになったきっかけは
1977年に東京・大阪で発生した
「青酸コーラ無差別殺人事件」
だといわれています。
この事件は
未解決事件となり
犯人の正体や
目的は現在もわかっていません。
この事件を
社会やマスコミが
大きく取り上げて騒いだことを
「犯人が愉快に思っている」
という意味により
愉快犯と呼ばれるようになりました。
この事件から
愉快犯の心理が
読み取れます。
この事件は
1977年(昭和52年)の
1月4日から2月半ばまでに
東京・大阪で
起こった無差別殺人事件で
シアン化ナトリウム
(青酸ナトリウム・青酸ソーダ)
入りのコカ・コーラを拾い
飲んだ会社員らが
死亡しました。
別名は
〝毒入りコーラ事件〟
とも呼ばれていて
社会やマスコミが
過剰に反応したことにより
愉快犯は愉快になり
次の犯行が
行われていったと
考えられています。
やはり
事件から読み取れることは
マスコミが報道により
世間の不安を
あおることにより
愉快犯は喜び
さらに注目を浴びようと
行動がエスカレートしていくという
心理です。
やはり
愉快犯の対策として
マスコミも
冷静な報道姿勢や
ニュースキャスターの
冷静な態度が
求められています。
ですので
愉快犯による事件が起きた場合は
犯人に対して
愉快な気持ちにさせないように
マスコミも
努力していくことが
大切といえるでしょう。
ネットイナゴの対策は?
ブログや掲示板の
あるエントリーに対して
大勢で大量のコメントを書き込み
〝荒らし〟に近い行為を
行う集団のことです。
いっせいに
書き込みをするユーザーを
農作物を食い尽くす
大量発生したイナゴに
例えたのが始まりです。
主に
Twitterや
はてなブックマーク
2ちゃんねるの
ニュース系掲示板と
個人BLOGなどが
あげられます。
失態や失言をみつけると
いっせいに書き込みを行います。
とてつもない量のコメントを
残すことにより
そのブログを
「炎上」と
呼ばれる状態に陥れます。
基本的には
ネットイナゴによる炎上は
特定の思想によるものではなく
興味本位や
愉快犯的な動機であると
いわれています。
集団心理によって
書き込みの攻撃性が
増しているという特徴があり
はじめは指摘や反論をするが
コメントの数が増えるにつれて
度を過ぎた非難や中傷が始まり
人格攻撃が過激になります。
正直なところ
これといった対策法は
見つかっていません。
現状では
失言や失態を
普段から気を付けることが
唯一の対策法です。
言い返したり
刺激するようなコメントは
控えてください。
・こんなひどいこと言うやつらは
早くいなくなってしまえばいいのに
・いい加減にしろ!
・お願いだからやめて下さい、非常に迷惑です。
・もう謝るからいいだろう。
こういったコメントや
書き込みは
愉快犯の思うつぼになります。
言い返す隙を
あたえてしまったり
彼等が
〝相手にされている〟と
感じてしまい
さらに愉快にしてしまうだけでなく
良く理解していない
視聴者が不安になってしまい
必要以上に
騒ぎを大きくしてしまうため
コメントや書き込みには
十分な注意が必要となります。
それだけ注意を
払っているにもかかわらず
ネットイナゴの被害が
起きてしまった場合は
対処法としては
全面降伏や
全面謝罪
コメント欄の閉鎖
コメントの登録制に
変更などしかないでしょう。
しかし
被害者側の
ウェブサイトや個人ブログの
リンクを掲載しているだけの
無関係の企業や友人に
飛び火することもあるので
注意が必要です。
もちろん
警察に通報するという手段も
視野に入れますが
残念ながら警察が
どこまで対応してくれるかは
現状は不透明です。
ですので
被害が起きないように
普段から気を付ける癖を
つけておいて損はないでしょう。
最後に
愉快犯の心理を
ご紹介しました。
事件の
特徴でわかる心理や
ネットイナゴの
対策についても触れました。
愉快犯も進化していき
現在ではネットで
たくさん存在するといえます。
昔も現在も
愉快犯に対しての理解を深め
社会全体や個人が
日々気を付けていくことだと思います。
そうすることにより
愉快犯の数は減り
新たな対策も
生まれてくるのでは
ないでしょうか。