アドラー心理学とは

名言の言葉の意味は

子育て恋愛活かせる

アドラー心理学は
ご存知ですか?

アドラー心理学は
現代社会でも幅広く活かせることが
人気となっています。

今回は
アドラー心理学の名言の意味や
子育てや恋愛に活かせることまで
ご紹介していきたいと思います。

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【心理学者アドラー】とは?

アドラー

画像引用元:https://twitter.com/adler187027

アルフレッド・アドラー
(生誕:1870年2月7日~
死没:1937年5月28日)

アルフレッド・アドラーは
オーストリア出身の
精神科医であり
心理学者です。

心理学界では
フロイト博士
ユング博士などと並ぶ
偉人の一人ですね。

生まれは
オーストリアのウィーンの郊外
ルドルフスハイムで
父親は「ハンガリー系ユダヤ人」
母親は「チェコスロヴァキア系ユダヤ人」
との間に生まれています。

幼少の頃に育った家庭は
ユダヤ人の中産階級の位置づけで
アドラー自身は6人兄弟の次男で
父親は穀物商を経営していて
母親は夫の仕事を手伝っていたそうです。

アドラー心理学とは?

アドラー

画像引用元:https://twitter.com/alfredadlerbot
アルフレッド・アドラーは
【アドラー心理学】
生みの親ですが
アドラー心理学とは
いったいどんなものなのでしょうか?

ここでは
原点と特徴に分けてご紹介します。

アドラー心理学の原点

アドラーは6人兄弟の次男
上に2歳上の兄がいました。

そして
アドラーは
大家族の中で育ったことが
アドラー心理学の
原点になったと話しています。

アドラーは幼い頃は病弱
※「くる病」を患い
外で遊べず自宅のベットから
外で遊ぶ兄や子供たちを
うらやましく眺めていたそうです。

※くる病(くるびょう)とは
ビタミンD欠乏や代謝異常により
脊椎や四肢骨の弯曲や変形が起こる。

さらに
3歳下の弟が生後1年で
ジフテリアで亡くなったことや
アドラー自身も4歳頃に
肺炎にかかり
危ない状況だったことで
医師を志すしました。

勉強に励んだアドラーは
ウィーン大学の医学部を卒業すると
眼科医や内科の診療所を始めました。

つまり
病弱だったアドラーは
自身の辛い経験により
その反動で努力を重ね
医学の道へと進んだのです。

さらに
アドラーの診療所の近くには
遊園地があったため
当時の遊園地で働く
大道芸人が患者として訪れました。

そこでアドラーは
大道芸人の多くが
幼少期に身体が
弱かったことを知りました。

そして
人間が努力によって
弱かった部分を
強くしたり活かしていることが
分かりました。

つまり
周囲より〝劣っている〟
と感じる「劣等感」
大きな力となり
人間を強くしてくれると
考えたのです。

この発見が
アドラー心理学の原点となり
現代ではよく使われる言葉である
「劣等感」という言葉が
生まれたのです。

アドラー心理学の特徴は?

会話

アドラー心理学の特徴といえば
『全ての悩みは「対人関係』の悩み』
という〝人は人への悩み以外に悩みはない〟
という考えに行きついたことです。

例えば・・・

仕事・恋愛・教育など
あらゆる悩みが対人関係から
成り立つということです。

そして
心理学者
「フロイト」
原因論とは違い
「アドラー」
目的論を大切にしています。

例えば
幼少期に虐待を受けた子供が
大人になった悩みに対して

フロイトは

「幼少期に虐待を受けたことにより
社会で上手くやっていけない」

という「原因論」です。

一方の
アドラーは

「社会に出て周囲の人間と
関係を築きたくないから
幼少期に受けた虐待の記憶を持ち出す」

という「目的論」です。

つまり
アドラー心理学では
人間は過去の「原因」よりも
『現在』の「目的」で生きていると
考えたのです。

もう一つ例をあげると
家などに〝引きこもる人〟
いじめやトラウマにより
引きこもっているのではなく
「引きこもる」ことにより
外の世界とかかわらずに
あえて楽なほうに
身を置いていると考えています。

つまり
アドラーはトラウマを否定していて
人間の生き方とは
「いつでも選択できて」
過去にでれだけ辛いことがあっても
これからその人が
どう生きていくかには
関係がないということです。

人は変われないのではなく
「変わらない」「変わりたくない」
という決断を下しているだけと
いう考えですね。

そして
この「変わる」ことには
『勇気』が必要であると
アドラーはとなえています。

幸せになるためには
自分自身を変える必要があり
自分自身を変えるためには
「勇気」を出す必要が
あるということです。

そして
逆に言うと
その「勇気」さえあれば
誰でも今からでも
変われると考えました。

つまり
現在しあわせを感じられない人
勇気さえだせれば
幸せになれるということです。

アドラーの考えでは
あなたが幸せを感じられないのは
人間の一般的な悩みは関係なく
変わるための「勇気」が
足りないという主張だったのです。

名言の言葉の意味は?

アドラー

画像引用元:https://twitter.com/adler_bot?lang=ja
アドラーには
たくさんの名言があります。

その言葉の中には
人間が幸せであるための意味
しっかり含まれています。

ここでは
名言とその意味をご紹介していきます。

相手は変えられない

健全な人は相手を変えようとせず
自分を変える。

不健全な人は
相手を操作して変えようとする。

私達は他人の心は
簡単に操作出来ないということを
悟らなければいけない。

そうでなければ
自分が疲弊してしまう。

人間は
「相手を変えたい」という
願望があります。

束縛なんかも
それに近い考えですよね。

しかし
他人を変えることは
非常に困難です。

生まれた環境や
時代など
様々な理由から
他人と自分は全然違う考えを
持っているのです。

そんな他人を
変えることが難しいのは
当たり前ですし
無理してそんなことをしようとすれば
自分自身が大変な思いをしてしまいます。

しかし
意識して努力すれば
自分自身は変われます。

アドラーの考えでは
他人にばかり目を向けず
自分自身に目を向け
変わっていければ
幸せを感じられるということです。

今現在を見る

目

楽観的でありなさい。
過去を悔やむのではなく
未来を不安視するのでもなく
いま現在だけを見なさい

人間ならだれでも
過去の失敗を悔やみますよね。

「あの時こうしていれば」など
悩み続けてしまいます。

そして
未来に対しても
「10年後は大丈夫か?」なんて
不安ばかり考えますよね。

しかし
その悔やみや不安が
現在の自分を
不幸せにしてしまいます。

それならばいっそ
「現在の自分」を
一生懸命に生きたほうが
よっぽど幸せですよね。

別に
ダラダラと今を生きるわけではなく
しっかりと
現在の自分に目を向け
努力していれば
無駄な不安や葛藤はなくなり
幸せを感じることができるのです。

嫌われる勇気を持つ

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「自分の信じる最善の道を選べ」

人から嫌われるということは
自分が自由に生きるために
支払わなければいけない代償であり
それが自分自身が
自由に生きていることの証にもなる。

アドラーは
「嫌われる勇気を持つ」
いうことの重要性を話しています。

人に好かれようとする人生は
本当の自分ではなく
偽りの自分で
決して自由ではないという考えです。

他人からの承認を求め
他人からの評価ばかり
気にしていると
自分ではなく
「他人の人生を生きること」
なってしまうというものです。

そして
現在の自分が
行動しようとしていることは
誰の課題なのかを考え
もしもその行動が
他人の課題であれば
やめる勇気を持たなければなりません。

要するに
自分の課題だけに集中する
いうものです。

他人の課題に
土足で入り込むことは
止めた方が良いということですね。

アドラーは物事を行動するときには
自分の課題か
他人の課題かを判断する
「課題の分離」を唱え
さらに「嫌われる勇気」を
持つことの重要性を示しています。

子育てや恋愛に活かせる?

現代でも
アドラー心理学は
子育てや恋愛
活かせるのでしょうか?

ここでも
分けてご紹介します。

アドラー心理学から学ぶ教育

ママ

アドラー心理学から
現代でも子供の教育に
必要なことはあると思います。

アドラーの言葉の中には
次のようなものがあります。

アドラーの教育に対する名言
子供にとっては
家族が世界のすべてなのだ。

親に愛されなければ
死ぬしかない。

だから子供たちは
全力で親に愛されようとする。

そのときとった命がけの戦略が
そのまま性格形成に
つながっていく。

子供にとって
親というのは
かけがえのない存在ですよね。

子供は
「親に愛されたい」という
気持ちから
一生懸命なのです。

その気持ちを
まずは親が知ってあげることですね。

そして
その気持ちを抱いて
その子の性格が
作り上げられていくのです。

それを知ったうえで
次の名言をどうぞ。

アドラーの教育に対する名言

行動するたびに
叱られ、褒められて
育った人間は

叱られるか
褒められるかしないと
行動しなくなる。

「よくできたね」
と褒める必要はない。

ただ「ありがとう」と
感謝を伝えるだけでいい。

感謝される喜びを知れば
自ら進んで周囲に
貢献しようとする人間になる。

アドラーは
子供に対する教育に関して
非常に厳しい考え
持っているといえます。

一般的に
正しい行動をしたら
親から褒められますよね。

子供が
部屋のお片付けをすれば
褒めてあげますよね。

逆に
散らかせば
叱ることが多いでしょう。

このように
『褒める』『叱る』
教育してしまうと
その2つでしか行動できない
大人になってしまうという考えです。

大人になってから
『褒められる』ためにしか
行動しなくなってしまったら
幸せを感じにくいかもしれません。

それだったら
子供のころから
親から『ありがとう』
感謝を伝えてもらえたら
子供は「感謝」されるような
人間を目指すかもしれません。

そして
相手に対する感謝を忘れないような
素晴らしい人間に成長するでしょう

アドラー心理学から学ぶ恋愛

結婚

アドラーは
恋愛に対しても
独特な考えを持っています。

ここでは
恋愛に対する
「悪い考え方」
「良い考え方」
2つに分けてご紹介します。

恋愛に対する悪い考え方

人間は好きな人ができたら
相手から「愛されたい」
思いますよね。

しかし
アドラーは
「愛されることばかり考え
自分から愛さない人は幸せになれない」

考えていました。

「愛されたい」を
目標にしてしまうと
相手の反応ばかりが
気になってしまうのです。

要するに
どんなに努力して
相手の好みを目指しても
相手から褒められなかったら
「虚しさ」を感じてしまいます。

そして
どんなに愛されても
「もっともっと」
なってしまうのです。

結果的に
「いつか愛されなくなる」
いう恐怖心はつきまとい
満たされない心に振り回されます。

恋愛に対する良い考え方

アドラーの
恋愛に対する考え方として
「愛そうとする決心」
いうものがあります。

一つの例えとして
「恋愛というのは
花に水をやり続けるようなもの」
という
ものがあります。

花は水をやり続けても
咲くかどうかは分かりませんよね。

でも咲くかわからないけど
「咲かせよう」という決心が
必要だといいます。

恋愛に置き換えても
自分が愛する人と
将来結婚できるかどうかは
分かりませんよね。

しかし
「この人を愛そうと決心」して
相手を愛する努力を続けていれば
「人を愛することによって
愛されたいという
自己中心的な考え」から開放され
自分自身の
その先の幸せを
手に入れることができるというのです。

経験がある人も多いと思いますが
「何となく好きになった人」
何かきっかけがあれば
すぐに嫌いになってしまうのです。

つまり
「この人を愛そう」
という決心がないと
簡単に相手を嫌いになってしまいます。

ですので
真剣な恋愛をするためには
「愛されたい」と願うよりも
「愛する」という決心が大切なのです。

そうすることで
自分自身も
相手の気になる部分を
見てしまった時に
すぐに相手を嫌いになってしまうこともなくなり
幸せな結婚につながるかもしれません。

アドラー心理学を知った
今のあなたにオススメしたいものがあります。

それは
マッチングアプリ「with」です。

あのメンタリストDaiGoさんが
アプリ制作に携わったことで
一気に有名になり
信頼度が高いということで
好評になっているアプリです。

このアプリは
真剣な出会いを求めている男女が多いですので
本気で誰かを好きになってみたいと
思っている方には
1度は試してほしいです。

詳細が気になる方は
下記をご覧ください。

最後に

アドラー心理学について
ご紹介しました。

現代の社会に
つながるような考え方を
当時から研究していたアドラーは
素晴らしいですよね。

そして
名言の言葉には
しっかり意味が込められていて
心に響きます。

子育てや恋愛に活かせる考えも
多く存在するので
活かしていきたいですね。