いじめの心理とは?!
加害者・被害者の
特徴や性格は一体?!
原因と解決策は!?
いじめ問題は
たびたびニュースなどで
取り上げられて
深い社会問題となっています。
原因は数多く存在し
年々複雑化しているように感じます。
今回は
いじめの加害者と
被害者の心理や特徴を知り
いじめを解決する方法を
探していきたいと思います。
いじめの心理とは?
いじめの問題は
社会で大きな問題として
たびたびニュースなどで
取り上げられています。
いじめに対して
心理学ではどのような考え方で
捉えられているのでしょうか?
ここでは
いじめの心理について
ご紹介していきます。
いじめの心理には
イジメる側も
イジメられる側も
心に大きな問題を
抱えている場合が多いです。
抱えていている場合は
自分では到底解決できないので
不安や苛立ちから
自分以外の何かに
向けられる傾向が多いです。
結果的に弱者への
八つ当たりの心理が
働いてしまいます。
また
「自分は不幸なんだから
他人も不幸にさせたい」という
ねじ曲がった感情が
背景に存在することもあります。
さらに
心の問題は様々で
子供の場合には
親の過干渉・虐待・離婚などの
「家庭環境」が原因の一つです。
また
年齢関係なく
幼稚な心理も関係しています。
イジメの理由は非常に幼稚で
「何となく見た目が気に入らない」
「太っている」
など理不尽な理由によるいじめも
幼稚な心理が原因です。
いじめられた人の心理にも
心に大きな問題を抱えている傾向にあり
過去にいじめられたというトラウマが
心に闇をもたらし
何かの拍子に
トラウマを埋めるために
いじめをする側に回ることもあるのです。
心理的に
自分がいじめられたくないから
他の誰かをターゲットにして
自分を守ろうなどの
「負の連鎖」が生まれてしまうのです。
加害者・被害者の特徴や性格は?
いじめ問題を深く知るためには
加害者と被害者の特徴や
性格を知ることは大切です。
ここでは
分けてご紹介します。
加害者の特徴や性格は?
加害者である
いじめる側の特徴や性格は
あまり注目されていませんよね。
しかし
いじめを解決していくには
加害者側の特徴を
知ることも大切です。
特徴的な心理の一つに
「優越感」があります。
優越感とは
自分と相手を比較した時に
「自分の方が優位で
勝っている」という感情です。
自分より弱いと
思える人に対してなので
イジメに発展してしまうのです。
しかし
優越感を得たい人は
自分の中に劣等感を
抱いている人も多く
決して自信満々な人ばかりではないのです。
優越感に浸りたいと思ってしまうので
気持を抑えられずイジメを行います。
※劣等感
「自分の方が下で劣っている」
「負けたくない、悔しい」という
他人に対する嫉妬心に近い感情です。
この劣等感という感情は
非常に厄介で
自分より上だと
評価している人に対しては
劣等感を抱いても
潔く諦める事が出来ます。
自分より下で弱いという評価を
下している相手には
少しでも自分よりも勝る部分があると
「悔しい」という感情が大きくなり
憎しみになってしまうのです。
被害者の特徴や性格は?
実は
いじめられやすい大人や子供の
心理的特徴や性格には
共通したものがあります。
それは
自信の少なさからくる
振る舞いです。
「無口で目立とうとしない」
「オドオドした態度」
などの振る舞いに
なってしまう特徴があります。
他人に自分の意見を
はっきりと主張することが
できなくなってしまうと
いうことなのです。
また
自信がないということを
他人に知られたくはないため
ウソをついて
自分を大きく見せようとしたり
作り話や自慢話をしてしまい
嫌われてしまう可能性もあります。
また
コミュニケーションの取り方も
苦手意識があり
グループなどの人間関係の中に
入っていけなくなってしまうのです。
そのため
学校や職場では
「浮いた存在」に
なってしまいやすいですね。
「自分は人に嫌われているダメなヤツだ」
という自己嫌悪感が強くなっていき
それが態度に出ることにより
相手や周囲にイジメられてしまう
原因の一つとなるのです。
基本的に加害者は
弱者をターゲットにするので
反撃してこないタイプで
「おとなしくて優しい子」が
ターゲットになりやすいですね。
原因と解決策は?
いじめを解決するのは
非常に難しいと
いわれていますよね。
そもそも
いじめた経験や
いじめられた経験がない人には
解決するための答えを
出すことは難しいでしょう。
原因を把握して
解決策を考えていくことが
大切ですので
ご紹介していきます。
いじめの原因は家庭に多い?
いじめというのは
小さいころの環境や
家庭の中から原因を探せます。
子供というのは
親を見て育ちます。
夫婦仲やライフスタイルなど
子供はそういった
家庭環境の中で成長していきます。
両親が大声で喧嘩していたり
不機嫌であったり
仕事のストレスで八つ当たりしてくるなど
子供にとっては
親の行動や言動が
正しいと信じているのです。
ですので・・・
家庭内で親がしていることを
外で素直にやってしまうのです。
部屋を散らかしっぱなしにしていると
学校でも普通に
散らかしてしまいます。
さらに
両親が喧嘩をして
お互いに謝らないなどの様子を
子供が見てしまうと
学校などで喧嘩になって
自身に非があっても
謝らない子供になってしまいます。
謝らないことがきっかけで
いじめが始まることもあります。
いじめの原因は
家庭の中にあるということを
知っておくべきでしょう。
もちろんすべてが
親や家庭環境にあるとは言いませんが
子供が自分の親から学ぶことが
多いのは事実なのです。
解決策は?
解決策を
簡単に語ることは難しいですが
いじめの原因が
家庭環境から始まるケースが多いので
親は注意が必要です。
子供のしつけばかりに
気をとられずに
親自らの態度や言動に
気を付けることです。
子供には
なるべく両親の喧嘩を
見せない努力をしたり
仕事の疲れやストレスを
子供にぶつけないようにしましょう。
そして
子供に挨拶の練習をさせるよりも
親自ら子供に挨拶を
するようにしましょう。
「ごめんね」など
基本の言葉も子供に
伝えてあげてください。
子供を一人の人間として
認めてあげることが大切です。
子供自身も
親を思いやり尊敬する気持ちを
しっかり持つことが
できるでしょう。
そして
話を聞いてあげることも大切です。
仕事の忙しさから
なかなか子供の相談に乗る時間は
取れないかもしれません。
せめて
話を聞いてあげることだけは
してあげましょう。
子供というのは
非常に寂しがり屋です。
親が話を聞いてくれないと
学校で友達に
依存してしまいます。
親という話を
聞いてくれる味方がいれば
いじめの解決の入り口には
必ずなります。
これは
子供が大人になってからも
一緒です。
いくつになっても
話を聞いてくれる
家族がいるというのは
とても心強いのです。
最後に
いじめの心理について
ご紹介しました。
対人関係の問題は
劣等感や優越感から
生まれやすいのですね。
加害者・被害者の
特徴や性格についても
お話ししました。
被害者が加害者になってしまう
可能性もあり
注意したいですね。
家庭環境は
非常に大切なので
しっかり意識して
子供の成長を
見守れたら良いですね。