ギャンブルしてる人の
心理状態とは?!
依存症は大丈夫なの?!
精神的に治す方法はある!?
昔から世界中に存在する
〝ギャンブル〟ですが
心理状態について
考えたことがありますか?
依存症問題も
大きな問題と
されていますね。
精神的に
治す方法は
あるのでしょうか?
ご一緒に
学んでいきましょう。
ギャンブルの心理状態とは?
競馬や競輪など
日本国内にも
様々なギャンブルが
存在します。
そんなギャンブルを
娯楽として楽しむ人は
たくさんいますよね。
ギャンブルを
する人の心理は
いったいどんな
心理状態なのでしょうか?
社会人の方は
毎日働いて
日々が仕事の中心で
それを退屈で
刺激がないと
思っている人もいます。
やはり
大人になると
子どもの時にあったような
自由は制限され
規則的な毎日を
求められるようになります。
一つの心理として
刺激を求めて
ギャンブルがしたいという
心理が働くとされています。
さらに
ギャンブルには
スリルや興奮を
求めることもできます。
掛け金を増やして
大勝負に出ることも可能ですし
負けても「次こそは勝てる!」
というような心理状態も
生まれるようです。
いわゆる
ギャンブラーの心理として
ギリギリのスリルを
楽しみたいというものがあります。
ギリギリのスリルの中で
勝負に勝ったときに
脳内に分泌された興奮物質から
高い幸福感を得て
自分は運が良くて
〝選ばれた存在〟だと
ギャンブルをする心理へと
さらに向かうのです。
「部分強化」
というものがあります。
部分強化を知るうえで
分かりやすい実験の
ご紹介をしたいと思います。
人間ではなく
サルに対しての実験です。
サルが
ボタンを押すと
エサが出てくる装置を使い
「ボタンを押すとエサが出てくる」と
サルに印象づけます。
ボタンを押せば
エサが出てくるという一連を
〝連続強化〟
といいます。
最初は喜んだサルも
必ずエサが出てくるのがわかると
これに興味を
示さなくなります。
その為
次はボタンを押しても
出るときと
出ないときを設定します。
この必ず
出るわけではなく
出るときと
出ないときがあるという一連を
〝部分強化〟といいます。
サルは
エサが出るか出ないかが
分からないと興味を示し
一日中ボタンを
押し続けるようになります。
最終的に
ボタンを押しても
エサが全く出ないように設定しても
サルは必死に
ボタンを押し続けました。
このサルへの実験は
心理学の実験です。
「連続強化」よりも
「部分強化」に興味を示し
行動をしています。
お分かりいただけたでしょうか?
パチンコなどの
ギャンブル依存に
当てはまるということを。
毎回当たるわけではなく
毎回勝てるわけではないですよね。
これが
心理学的にはギャンブルが
「部分強化」に
当てはまるということなのです。
さらに
部分強化について
詳しく説明すると
心理学の用語では
〝条件付け〟に対して部分的に
強化することを言います。
〝条件付け〟とは
特定の反応を
引き起こすために
学習させる一連の
操作のことを言います。
有名な実験で
パブロフの犬をご存じでしょうか?
「パブロフの犬」の実験とは
〝パブロフ博士〟が
犬で実験した
「条件反射」の証明であり
有名な実験です。
実験では
犬にベルの音を聴かせ
その直後にエサを与えます。
すると
犬はエサを貰ったことにより
よだれを垂らします。
それを
繰り返し行ってみると
犬は
音を聞いただけで
よだれが出るようになりました。
この実験でわかったのが
「条件付け」なのです。
エサを貰えるということを
繰り返すことによって
エサをもらえる前に
体が準備をするということですね。
先ほどの
サルの話にもつながりますが
『条件付け』には
一定の行動に対して
いつも同じ報酬を与える
「連続強化」と
時々与える
「部分強化」
があります。
毎回勝てるわけではなく
毎回ではなく
時々勝てるという
「部分強化」
の部類です。
毎回は
勝てないけれど
たまに勝てるギャンブルは
部分強化と言うことですね。
いつ報酬を貰えるのか
分からないという
ギャンブル的要素が強いほど
貰った時の快感が
大きくなります。
ギャンブル依存症とは?
ギャンブル依存症という
記事をよく目にしますが
競艇や競輪
競馬あるいは
パチンコやパチスロにのめりこみ
借金を繰り返し
家族に愛想をつかされ
離婚や
自殺にまで
追い込まれた人も
めずらしい話ではないようです。
筆者の周りにも
自殺されて
亡くなられた方も
存在します。
ギャンブル依存症の
意味は
次のようにされています。
「貧困になる、
家族関係が損なわれる、
個人的な生活が崩壊するなどの、
不利な社会的結果を招くにもかかわらず、
持続し、しばしば増強する持続的に
繰り返されるギャンブリング」
また
精神疾患や
障害のひとつに
分類されていて
生活障害が生じるような
ギャンブリング(賭博行動)により
苦しんでいる状態とされています。
借金を重ねて
発覚するケースも
かなり高い割合のようです。
やはり
ギャンブルの怖いところは
節度を越えて
ハマりやすいのが特徴です。
はじめのうちは
ストレス解消や
暇つぶしなどの
軽い感じで始めると思います。
それがいつの間にか
刺激を求めるようになったり
大きく勝ったり
たくさん負けたりと
そのスリリングな感覚に
のめり込むようになるようです。
パチンコ一つにしても
依存症の人は全国で
約200万人ともいわれています。
・気が小さく臆病な性格
・自分に自信がない
・他人とのコミュニケーションがうまく取れない
・有言不実行な人
ストレスに関しては
大きな要因の一つでしょう。
会社や家庭問題など
多くのストレスを抱えてしまうと
依存症に陥りやすいといわれています。
依存症を精神的に治す方法は?
ギャンブル依存症の方が
依存状態から脱出するためには
一番はパチンコ店や
競馬場などに行かないなどの
行動心理から見直すべきです。
しかし
中々抜け出せないのも
現実です。
そこで
精神的な部分では
先ほどご紹介した
部分強化を
日常の生活でも
感じれるということを
知ることです。
日常生活が単調だと
どうしてもギャンブルを
忘れられないので
そうはならないよう変化を付けることで
部分強化が行われます。
他の趣味を
持つことが大切です。
例えば
『射撃ゲーム』などの
たまに命中するなどの
テレビゲームでも
何でもよいのですが
お金をかけなくても
「たまに当たる」ということを
脳に覚えさせるようなイメージです。
最初は
なかなか快感は得られませんが
繰り返すことで日常生活でも
部分強化の快感を
得ることができるようになります。
その他でも
快感に繋がるものであれば
何でもよいので
お金をかけずに
できることを見つけましょう。
そして
パチンコや競馬などの
確率論や経済論的な
客観的理解を深めましょう。
例えば
パチンコ店の収益は
すべて客が負けたお金で
負担をしていることを
理解すれば
行く回数が増えるほど
損失が増大することがわかります。
競馬ならば
馬券が当たったときに
25%は取られてしまうという
現実を深く考えるなどが
大切になります。
そうすることで
精神的に
「どうせ行っても負けるだけだ」
という思考になっていけるかもしれません。
そして
ギャンブルに費やした金額で
自分が何が買えたのかを
考えましょう。
働いて得た貴重なお金と
貴重な時間を
ギャンブルに使ってしまう
バカらしさを冷静に考えましょう。
そうすることで
精神的に依存症を治す
入り口を作れるはずです。
もしも
周りにギャンブル依存の人がいて
治してあげたいと思っているならば
上手く説明できると
良いでしょう。
第三者にお願いして
説明してもらうのも
良いかもしれませんね。
最後に
ギャンブルしてる人の
心理状態や依存症を
精神的に治す方法について
ご一緒に
学ばしていただきました。
依存症を治すことは
簡単ではないと思いますが
しっかりと意思をもって
治していってほしいと思います。